苺ましまろ8巻 発売日予想 反省会
苺ましまろ8巻発売
苺ましまろ8巻の発売は2017年11月27日になることが発表された。
これまでの経緯
当ブログでは、電撃大王での連載ペースに基づいて発売日の予測を2度行っている。
最初の解析は2015年4月に行った。この解析では、発売日を2017年1月と予測していた。すなわち、この予想は10ヶ月はずれていたことになる。
2度目の解析は、2016年8月に行った。この解析では、2019年1月と予想していた。したがって、予測は13ヶ月ずれていた。
これまでの反省点
最初の予測がはずれた原因
はじめの予測がはずれた原因は、1巻あたりのページ数の誤りであったと想定している。
最初の記事では、7巻発売以降の累計連載ページ数が150ページとなる月を8巻の発売として考えていた。しかし、実際に予告されている8巻のページ数は162ページである。
この12ページ分の掲載にかかる期間(およそ6ヶ月)分程度予想がずれたと考えている。
2度目の予測がはずれた原因
2度目の予測は、7巻発売前後の連載ペースの変化に着目し、7巻発売以降の累計連載ページ数の変化率からのみ予測した。
1度目の予測よりも少数のパラメータからなる単純なモデルに基づいており、予測の精度も悪かったことが想定される。
今後の展望
8巻の発売日予想を通じて、これまでに構築した単行本の発売日を予測するモデルの問題点を知ることができた。今後は発売日予測モデルを改良し、より高い精度で9巻の発売日を予測したい。
新・苺ましまろ8巻の発売日
『苺ましまろ』とは
「苺ましまろ」は、ばらスィーによって電撃大王に連載されている漫画である。コミックスの最新刊である7巻は2013年3月に発売されている。
2016年8月現在、7巻発売から3年以上が経過しているものの、苺ましまろ8巻は未だ発売されていない。これは、苺ましまろは連載ペースが遅いことに起因する。
前回の反省
現在の状況
前回の記事で、8巻の発売を2017年1月前後と予測しました。今、この発売予測まで、残すところ半年を切りました。しかし、現在のところ7巻発売後の累計連載ページ数は~~であり、1巻当たりのページ数である160ページ程度の半分程度しか連載が進んでおりません。7巻以降の3年で半分程度しか掲載されていないので、残り半年で8巻が発売される可能性は低いと考えます。
前回の問題点と正確な発売時期の予測に向けた改善点
前回の予測がはずれた原因を考えるため、前回の解析に用いた2010年以降の掲載ページ数データを見返すことにしました。累計掲載ページ数をプロットしてみたところ、2013年前半の8ヶ月の休載前後で、累計連載ページ数の伸びが大きく変化していることがわかりました。
この2013年前半は、ちょうど7巻が発売された時期に当たります。したがって、前回の予測がはずれた原因として、この7巻発売以前のデータも用いて解析したことが原因であるのではないかと考えました。そこで、7巻発売以降のデータを用いて、再度8巻の発売日を予測することにしました。
8巻はいつ発売されるのか
7巻発売以降の苺ましまろ連載ペースは、およそ2.07±0.07 ページ/月です (R2 = 0.99)。したがって、150 ページに到達するには、72.5ヶ月 (6年0.5ヶ月) かかる。これは7巻発売以降最初の連載 (2013年7月) から計算すると、2019年8月にあたります。
したがって、苺ましまろ8巻は2019年8月に発売されると予想します。
苺ましまろ8巻発売日の予測
2016/8/15 予測が外れそうなので、新たに記事を書きました。下記の新しい記事も併せて御覧ください。
要約
「苺ましまろ」8巻の発売日を連載ペースに基づいて予測したところ、2017年1月頃発売されることが示唆された。
背景
「 苺ましまろ」は、ばらスィーによって電撃大王に連載されている漫画である。現在単行本が第7巻まで発売されている。この作品は休載が多いという特徴がある。そのため、単行本の発売日の間隔が長く、数年間隔で発売されている。
本記事では、苺ましまろの次巻である第8巻の発売月を予測することを目的とした解析を行う。
解析に用いたデータ
苺ましまろwikiでは、2010年以降の電撃大王連載号と連載ページ数、および各単行本のページ数を掲載している。本記事では、このデータを元に解析を行った。
結果
連載ページ数は月毎に0.99998倍になる
苺ましまろwikiのデータに基づいて、電撃大王発売日に対する連載ページ数をプロットしたものを下図に示す。
連載ページ数の経時的な変化を解析するため、連載ページ数を指数関数に対してフィッティングした。その結果、連載ページ数は2013年3月が4.57ページであり、ここから毎月0.99998倍程度に低下することが示唆された。なお、R2 = 0.50であった。
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連載間隔は平均1.45の指数分布にしたがう
次に、苺ましまろがどの程度の間隔で連載されているか解析を行った。図には発売間隔のヒストグラムを示す。発売間隔が指数分布に従うと仮定し、フィッティングを行った。その結果、平均1.45の指数分布にしたがうことがわかった。
小括
ここまでの解析により、苺ましまろの連載に関して以下の2点が明らかとなった。
1巻あたりのページ数
苺ましまろの1巻あたりのページ数は巻毎に異なっている。最もページ数が少ないのが5巻であり、5巻は150ページであった。
そこで、150ページを単行本を発売する上で最低限必要なページ数と考え、150ページを単行本が発売される基準であるとすることとした。
8巻発売月の予測
以上の解析から得られた結果を元に、8巻の発売月を予測することとした。
次にモンテカルロシミュレーションにより、連載ページ数の総和が150ページとなるまでにかかる月数を計算した。
以下に、20,000回のシミュレーションの結果得られたヒストグラムを示す。この結果より、8巻の発売までにかかる月数は、平均43.7月、分散14.2月2であることがわかった。
したがって、8巻の発売までには平均43.7月かかることが示唆された。7巻の発売された2103年3月を起点とすると、これは2017年1月にあたる。
以上より、8巻の発売日は、2017年1月頃になることがわかった。
akinatorの仕組みについて考えたこと
1年ほど前にakinatorのアルゴリズムについて考察したから、忘れないうちにまとめておく。
各質問に対してその質問を選んだ時に得られる情報量を計算し、その質問を投げかけるという単純なもので、実際には何らかの方法で高速化したほうがよいかもしれない。
質問:1...N
質問nに対する選択肢:1...M(n)
解答:1...L
o[n,m,l]を、「lが解答のとき、質問nに対してmが選ばれる確率」とする。
実行する手順
1. 各解答が正答である確率 a[1]...a[L]を計算する。
2. すべてのnについて、以下のp[n]を計算する。
q[m] = Σ_l∈A[L] {a[l]*o[n,m,l]}
p[n] = - Σ_m∈O[M(n)] {q[m]log(q[m])}
3. p[n]が最大となる質問を行い、選択肢を選ばせる。
4. a[1]...a[L]を次の値に更新する。nおよびmは3.で選んだ質問および選択肢とする。
a[l] = a[l]*o[n,m,l]/q[m]
5. a[1]...a[L]の最大値が望んだ値より大きくなるまで、2.に戻って繰り返す。
おくすりの一般名と命名規則
ご存知の通り、くすりには一般名および商品名の2つの名前がある。
商品名のほうが広く知られて親しまれていることも多い、商品名は自由に付けられるため、同じ薬でも国ごとに違う名前であったり、まれに違う薬に同じ名前がつけられることもある。
そこで、くすりには商品名とは別に一般名が付けられている。一般名は、いくつかの機関で管理されており、日本ではINNおよびJANによるものが一般に用いられる。これらの定める一般名は、伝統的に用いられている名前が使われるほか、一定の規則に従って命名されている。
INNに規定されている一般名は、構造や機能を反映させたstemと呼ばれるパーツを含むように付けられている。
stemは多すぎるのでここでは紹介しきれないが、なんとなくおぼえておくと、テストで知らない薬に出会った時などに役立つんじゃなかろうか?
いくつか例を挙げておく。
trastuzumab = tras tu(標的が腫瘍) zu(ヒト化抗体) mab(モノクローナル抗体)
oseltamivir = oselt ami(NA阻害剤) vir(抗ウイルス薬)
telaprevir = tela pre(プリンエステラーゼ阻害剤) vir(抗ウイルス薬)
参考
WHO INN stems http://www.who.int/medicines/services/inn/stembook/en/index.html
身長とペニスの長さ、それから足のサイズの関連性について
身長とペニスの長さ、それから足のサイズの関連性についての研究(Siminoski, K., & Bain, J. (1993). The relationships among height, penile length, and foot size. Annals of Sex Research, 6, 231-235.)が1998年のイグノーベル賞を獲得してたらしいです。
ペニスの長さと靴の大きさ、それと身長には関係があるという都市伝説は誰もが知る所で足の大きさに一喜一憂している紳士の皆さんも多いとは思います。本当に大きさに関係があるのか、統計的に調べたのが本研究になります。
ちなみに、この時点でも足の大きさに関しては先行報告がすでにあったらしい。
そんなことよりも、なによりも目を引くのが"Annals of Sex Research"という明らかに狙ってるジャーナル名。
メソッドは63人の野郎を集めてサイズを測って最小二乗法でr値出しました、という捻りのないところもストレートで好感が持てるのがこの論文。そうして求めたr値をテーブルにまとめたのがこちら。
ご覧のとおりで、0.3を下回る程度の弱い相関しか見出されなかったということです。
身長、足のサイズの寄与と年齢の寄与とが同程度の大きさというのが個人的には気になるところです。身長と弱い相関があるというのはなんとなくわからない気がしないでもなくはなくないんですが、年齢とも弱い相関があるっていうのはつまりそういうことなんでしょうかね。
ちなみに、ちなみにですが、今回のペニスサイズは6.0 cmから13.5 cmの範囲だったそうです。