苺ましまろ8巻発売日の予測
2016/8/15 予測が外れそうなので、新たに記事を書きました。下記の新しい記事も併せて御覧ください。
要約
「苺ましまろ」8巻の発売日を連載ペースに基づいて予測したところ、2017年1月頃発売されることが示唆された。
背景
「 苺ましまろ」は、ばらスィーによって電撃大王に連載されている漫画である。現在単行本が第7巻まで発売されている。この作品は休載が多いという特徴がある。そのため、単行本の発売日の間隔が長く、数年間隔で発売されている。
本記事では、苺ましまろの次巻である第8巻の発売月を予測することを目的とした解析を行う。
解析に用いたデータ
苺ましまろwikiでは、2010年以降の電撃大王連載号と連載ページ数、および各単行本のページ数を掲載している。本記事では、このデータを元に解析を行った。
結果
連載ページ数は月毎に0.99998倍になる
苺ましまろwikiのデータに基づいて、電撃大王発売日に対する連載ページ数をプロットしたものを下図に示す。
連載ページ数の経時的な変化を解析するため、連載ページ数を指数関数に対してフィッティングした。その結果、連載ページ数は2013年3月が4.57ページであり、ここから毎月0.99998倍程度に低下することが示唆された。なお、R2 = 0.50であった。
9
連載間隔は平均1.45の指数分布にしたがう
次に、苺ましまろがどの程度の間隔で連載されているか解析を行った。図には発売間隔のヒストグラムを示す。発売間隔が指数分布に従うと仮定し、フィッティングを行った。その結果、平均1.45の指数分布にしたがうことがわかった。
小括
ここまでの解析により、苺ましまろの連載に関して以下の2点が明らかとなった。
1巻あたりのページ数
苺ましまろの1巻あたりのページ数は巻毎に異なっている。最もページ数が少ないのが5巻であり、5巻は150ページであった。
そこで、150ページを単行本を発売する上で最低限必要なページ数と考え、150ページを単行本が発売される基準であるとすることとした。
8巻発売月の予測
以上の解析から得られた結果を元に、8巻の発売月を予測することとした。
次にモンテカルロシミュレーションにより、連載ページ数の総和が150ページとなるまでにかかる月数を計算した。
以下に、20,000回のシミュレーションの結果得られたヒストグラムを示す。この結果より、8巻の発売までにかかる月数は、平均43.7月、分散14.2月2であることがわかった。
したがって、8巻の発売までには平均43.7月かかることが示唆された。7巻の発売された2103年3月を起点とすると、これは2017年1月にあたる。
以上より、8巻の発売日は、2017年1月頃になることがわかった。